リハビリ介護実習室には、30名を超える1~2年生と保護者の方々、総勢45名が集まり、映画「ケアニン」が上映されました。
21歳の新人介護職員を主人公にした本作品は、福祉を学んでいる、学ぼうとしている学生の皆さんとの”距離”が近く、心に響く105分間だったようです。
介護の基本的な用語を解説するシーンがあったり、認知症の理解を深める場面も多く、学生の皆さんはもちろん、保護者の方にも「介護」を身近に感じられる作品だったのではないでしょうか。
「人をささえる当たり前」を考えさせられる貴重な上映会となりました。
介護・看護は幸せをプレゼントする仕事♪
本日の主催団体である特定非営利活動法人エール・フォーユーの副理事長:伊藤順哉氏は、映画「ケアニン」を振り返りつつ、「介護とは」「介護の仕事とは」を易しく丁寧に説明してくれました。
「介護は、おじいちゃん・おばあちゃんを幸せにする仕事です。」
「介護は、おじいちゃん・おばあちゃんの夢を叶える仕事です。」
伊藤副理事長の25年におよぶ経験に裏付けされたお話しは、学生の皆さんに大きな影響を与えていました。講演終了後、「実習に行ってみたい」を口にする学生さんが少なくありませんでした。
介護へのニーズが多様化&拡大していることや、職業としての待遇も改善されているなど、こういった機会ならではのお話しも多く聞くことができました。
来年度、保健福祉系列を選択しているという1年生も若干名参加していましたが、今日をきっかけに、さらに福祉への興味関心が高まることを期待しています。
・介護の映画という事であんまりおもしろくないのだろうなと思っていたけど、おもしろかったし、ためになったのでいろいろな人に薦めたいです。おばあちゃんの家に行きたくなりました。
・介護福祉という職業の見方、捉え方が変わりました。お年寄りのお世話をするというよりは残りの人生を一緒に歩んでいく、充実させるためのお手伝いをするのが介護福祉士の仕事なのかなあと思いました。
・私は将来、介護福祉士になることを目標に頑張っています。介護士とはどのような仕事か、どのように向き合っていくべきか学ぶことが出来ました。
(保護者の方から)
・介護とは、お世話をしてあげる仕事ではなくその人の人生に一緒に向き合い、その人のスイッチを探し、一緒に寄り添ってあげるものなんだなあと感じました。
・家族や施設で働きたい人の心がまえとしてはとてもいいと思いました。介護の仕事を目指す若者を心から応援したくなりました。実際はもっともっと大変なお仕事だと思います。やりがいと誇りを持って頑張って欲しいです。
・勉強になることがたくさんあり、また主催して欲しいと思いました。
・介護について改めて考え直すことが出来ました。
・きちんと目標を定めることが出来ました。
・これからの実習に生かせればと思いました。
・今までずっと介護の仕事は大変だというイメージしかなかったけれど、介護について考えることが出来たいい機会でした。自分の中に介護士という仕事について関心がなかったのが正直なところです。ですが、今回の映画を観て、自分の中での仕事についての考えが広がった気がします。
(保護者の方から)
・介護士を目指している子供にこの「ケアニン」という作品と出会えたことはとても良かったと思います。これからの夢に向かっていくための学校生活にとてもプラスになってくれるいい機会を与えていただきました。
・高校生対象でしたので、どういう学校に進学したらいいかとか、介護・リハビリ等の仕事に携わる為の進学ルートを知りたい。実際経験者の皆さんの話を聞きたいです。生徒にリハビリと介護福祉士の給料を教えて欲しい。
(撮影・記:S)