高校生と介護スタッフの座談会
福祉を専攻する高校生7名と若手介護スタッフ5名が参加、「介護のミライを創造する」座談会&グループワークが開催されました。
人との関わりやふれあいが薄れがちなコロナ禍にあって、高校生の真っ直ぐな眼差しと、若手スタッフのたくましい成長が熱くクロスする場面に居合わせたこと、ココロからの幸福感を感じるイベントとなりました。
両校の生徒の皆さまや学校関係者様をはじめ、本会の開催にご協力頂いたつるかめグループの皆さま、本当にありがとうございました。
日 時 | 2021年1月23日(土)13:00~16:00 |
場 所 | 特別養護老人ホームつるかめの縁 2階会議室 |
参加者 |
山形県立天童高等学校、山形県立山辺高等学校 つるかめグループ(施設長、若手スタッフ、事務局) |
企画者 |
シンドウ編集事務所 |
事業名 |
令和2年度山形県介護のお仕事プロモーション事業 |
写真・文:シンドウ編集事務所
若い思いが飛び交う座談会
イベント前半は、「どうして介護?」、「ありがとうのチカラ」といったテーマに、高校生、現職、それぞれの立場で感じることや思いを語り合いました。
幼少期のおばあちゃんとの思い出や、介護する母親を見て介護を勉強するようになったなど、高校生たちの「介護職を目指すきっかけ」は、実に純粋で、心温まる話ばかりでした。
現場実習を体験した高校生たちからは、看取りのとらえ方や排泄介助への不安など、さらに踏み込んだ投げ掛けがありましたが、年齢の近い先輩たちの体験談は、同感共感を呼び、高校生に向けたエールに聞こえました。
「最初に何を話したらいいですか?」「コミュニケーションをどうとったらいいのか...?」「教科書通りにはいかないからな~」「”ありがとう”は魔法の言葉だね」などなど。
”実習あるある”、”介護あるある” が賑やかに飛び交いました。
介護のミライを創造するグループワーク
高校生チームに介護スタッフが加わり、「未来が見える介護をつくる」をテーマに、2つのグループワークが行われました。
百年後は、どんな未来になっているんだろう。そんな未来の「介護の仕事」は、どんな進化を遂げているか。
難しいテーマに思えましたが、自分の老後を想像することで、「こんな介護になっていてほしい」のアイディアが広がっていました。
- 元気じゃなくても自宅で暮らせる、自分の家で最期をむかえるのが当たり前の介護サービス
- 利用者さんの夢や思いを叶える高齢者施設
- ネット世代が老後をむかえた時に楽しめる介護サービス
「介護のミライは楽しそう!」
若者たちの言葉にたくましさを感じました。
参加者アンケートから
Q1)本日一番の感動、感心、気づき、勉強になったことは、何ですか?
- 介護というのはつらいことだけでなく楽しいこともあるんだな
- 「ありがとう」の言葉のすごさ、強さを学びました
- 高校生という若い時から自分の考えをしっかりと持ち、やりたいことを見つけているのがとてもすばらしい
Q2)「介護のしごと」に興味関心をもったきっかけを教えてください。
- ボランティア活動の時の「ありがとう」がうれしかったから
- 家族が祖父母の介護をする姿をみていた
- 最期をお手伝いできるということに魅力を感じた
Q3)「介護のしごとは人気が低い」と言われますが、イメージアップに向けたアイディア、ありますか?
- 給料をあげる、楽しさをPRする、介護のしごと内容を伝える
- 働いている私たちがまずは介護を好きになる
- もっと多くの人に介護の楽しさや良い所を知ってもらう
Q4)10年先、どんな自分になっている、なっていてほしいと思いますか?
- 利用者さんを大好きになり利用者さんにも安心を感じてもらえる介護福祉士になりたい
- 利用者さんの夢や思いを大切にできる、いつも笑顔な人になっていたい
- 介護の世界で自分らしく楽しく働いているといいな
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